頸部エコー

頚動脈エコー検査とは

・頸動脈エコーは、簡便で視覚的に動脈硬化の診断が出来る検査です。
・全身の動脈硬化の程度を表す指標を評価できます。また、脳血管疾患に対する評価も用いられます。
・動脈硬化を起こすと血管壁が厚くなったり硬くなったりします。その様子が画像で簡単に確認できます。
・被曝も痛みもありませんので、年月を追って動脈硬化の進み具合を知る事が簡単に出来、食生活の改善や運動療法、投薬などによる予防が可能です。

検査の仕方

頚動脈エコー検査イメージ
・この検査では仰向けに寝た状態で枕を外し、首の部分に、ゼリーを塗りプローブをあてて、検査をしていきます。
・左右合わせて数分程度で終了する簡単な検査です。痛みもありませんし、リラックスして受けていただけます。

観察項目

 1動脈硬化の有無
2つまり具合の観察
3プラークの観察

日本人の死因の30%を占める脳血管疾患・心疾患は、ともに血管の詰り(=動脈硬化)から
生じるものです。人間は血管とともに歳をとる。動脈硬化は誰もが避けることのできないものです。
しかし、体質や高血圧・糖尿病・高脂血症などの持病、肥満・喫煙・ストレスの多い生活・運動不足
などがその速度を加速します。

そうした自分の動脈硬化度、他の人より進んでいるか年齢に比し若いか気になりますね。
最近ではこの動脈硬化の進み具合を直接見る方法があります。
それは頚動脈エコーという方法です。