まつお通信12月号

もう12月です。思いのほか人気のある「今年の漢字」。2022年は何が選ばれるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。12月12日に「今年の漢字」が発表されます。皆さんの予想は?

今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防止目的にリモートワークをはじめ機械化が進みました。
当院でも自動精算機など導入した年です。
さらに機械化という意味では医療にAIを取り入れるメリットがあげられます。患者さんの検査・診断・処置データを収集し、分類や分析をさせることで診断がさらに高精度化し、医師や技師の業務を補助できるようになります。
昨今、医療機器の高性能化により、診断に用いる画像の質が上がり、量が増え、医師の負担は増えているといわれています。せっかく情報量が増えても、それを元に正しい診断ができる人材が不足しているという状況もあります。そういった医師を支援するという意味でも、AIによる画像診断のサポートが求められているのです。AIの精度を高めたうえで医療に導入すれば、重篤な症状を見落としたり、適切な分析や処置を誤ってしまったりする「医療過誤」の防止につながります。

しかし、すべての業務をAIに任せることはできません。精度を上げてもやはり人間と共同で業務にあたるのが望ましく、AIだけに業務を任せてしまうと未学習の症例や難症例に対応できず、医療ミスを引き起こしてしまうおそれがあります。

愛のあるAIを効率よく医療に取り入れることが必要ですね!